小説か、漫画か・・・。

まんがで読もう!名作文学

漫画で読める名作文学、結構出ているんですね。ちょっと驚きました。
俺の読んだものも読んでいないものもあって、なかなか興味深いですが、ちょっと複雑な気もします。
こういった作品を「漫画」で読めるのは、とっつきやすくて良いのかも知れませんが、それではやはり「作品を読んだ」とは言えないと思うのです。「作品のことを知っている」とは言えるかもしれませんが「作品を読んでその世界を味わった」とは言えません。

確か一年ほど前に漫画版の「破戒(原作:島崎藤村)」をコンビニで発見して丸ごと立ち読み(汗)してしまったのですが、その時にもやはり「原作を読まなければ伝わらないことがある」と思いました。
本の良いところ、その一つは文字から自由に想像を働かせてその世界に没入できることです。人物や背景が詳細に描かれることで、その世界は広がり深まります。感性を磨き想像力を働かせれば、文字が与えてくれるものの多さ、大きさに自分でもびっくりします。たった一つの言葉、文章が、驚くほどの力を持っていることに気が付きます。名作といわれる作品は、その塊です。
それが漫画になってしまうとあらゆるものが省略されてしまいます。一つの言動の裏側にある、ある人物の道程が、適当に省略されてしまうと、そこには悲しい結果が待っています。
また、作品を漫画化する際に、特定の一面を強調して表現してしまうと、読者が受ける印象が全く変わります。

例えば「蟹工船(原作:小林多喜ニ)」。原作では当時の蟹工船に関わる人々の様子が、その会話とともに非常に生々しく描かれていますが、漫画では非常にマイルドな表現になっています。そうするともうこの作品は違ったものになると思います。

こういった漫画が文学作品へのとっかかりになるなら良いことだとは思いますが、そうしたら次は是非、原作の小説も読んでいただきたいです。
素晴らしいモノに触れて、何が素晴らしいのかを感じるべきだと思います。



ブログランキング・にほんブログ村へ


コメント
こんばんは。はじめまして。

私も岡様のご意見に同感です。マンガで名作を読むのを全く否定はしませんが、やはり「原作」の持つ雰囲気とか、自分で開くその世界感は味わえない、と思うのです。
想像する楽しさが、文字にはありますよね。主人公の顔や、空気、はたまた空の色まで自分のものにできる楽しさを、「原作」で味わってほしいですね。
2008/08/26(火) 01:15 | URL | 見張り員 #-[ 編集]
見張り員さま
はじめまして。コメントありがとうございます(^^)
全くおっしゃる通りですよね。漫画は漫画で面白いものもありますしそれ自体否定はしませんが、やはり原作(小説)の持つ魅力をしっかりと味わうなら原作そのものを読まなければ味わえないですよね。そこから感性が養われていくとも思います。
文字から想像し、自分の中に世界を創造する楽しさ・・・ホントに素敵なことだと思います。

こういう自分も学生時代は「読書」とは縁遠かったのですが(^^;)、その魅力を知ることで随分と世界が広がりました。
2008/08/26(火) 09:31 | URL | masashi #-[ 編集]
こんにちは、はじめまして!
あし@ありがとうございました♪
勝手にお気に入りにさせていただきました。
masashiさんの感性が好きです。
うまく言えないけど
なんかハートに響いたというか・・・

スターウォーズのYou tubeの動画、楽しかったですよ。
またゆっくり来ますね。
よろしくお願いします。
2008/08/27(水) 12:57 | URL | シンシアK #-[ 編集]
シンシアKさま
はじめまして(^^)嬉しいコメントをありがとうございます。
一俳優として、思うところや感じることなどを記事にしておりますが、共感していただけるところがあれば嬉しいです。写真や動画は本当に少ない(と言うか稀にしかアップしない(^^;))ですが、楽しんでいただけたらと思います。

シンシアKさんのブログ、素敵ですね。楽しみにしています。
よろしくお願いします。
2008/08/28(木) 04:51 | URL | masashi #-[ 編集]
コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
http://wildchild.blog24.fc2.com/tb.php/423-2078148d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)