変化と自覚

 2006-07-29
芝居=生きること

これは俺達が常に言われつづけ、また追いかけているもの。
日々修行を続ける中で師匠から教わること、自分で発見すること、感じること、様々ある。
それらは最初は知識としてインプットされる。そして自分で意識して実践していくうちにいつしか体に入る。しかしそれにはある程度時間もかかる。

例えば新しい考え方、ものの見方が身につくまでには自分で意識して一々視点を変えて考えなければいけない。それをやりつづけてある日気が付いたら知らないうちにその考え方やものの見方をしていたとなる。

こういったことの一つ一つが最初は自分の中で断片として存在する。

そしてまた修行を続けるうちに、この断片がつながり始める。そしてもう一つ深く自分の中に入ってくる。
この“断片がつながり始めたとき”が新しい自分が出来始めたとき。

そこから先は自分の人生のヴィジョン、目標、目的とそこに辿り着くための設計図を構成する力、そして実際に進むためのより強い原動力(モチベーション)が必要となる。
人間的な成長も欠かせない。
その場にあった技や武器(身近には“会話”“人との接し方”など)も身に付ける必要がある。

同時進行で今現在の自分をいつでも点検し、必要があれば修正できなければいけない。

自分で自分の人生を作る次のステップの始まりとなる。


自分の人生と演じるキャラクターの人生、どちらも変わらない。
どっちも俺が生きる人生。
違いは、それが『実人生』か『台本の中の人生』かだけだ。

次のレベル

 2006-07-27
イベント『夏の祭典』の終了後、師匠は俺に言ってくれました。

『基礎は出来たな。プロの初級は卒業したとしていいだろう。これからは中級だ。』

俺はビックリした。師匠のこんな言葉は全く期待していなかったし、評価をもらおうとは考えたことも無かった。
何故『初級卒業』という評価をもらえたのか・・・。

今年の4、5月は人や状況に振り回され、自分を見失ってしまいそうになった。
6月・・・『B・A・R』の公演に当たってはSLAの本公演における師匠ダンさんの仕事をほんの少し感じることが出来た。
今月7月・・・『演樽テイメント』の出演では“自分で自分の仕事を作る。”ということに一歩踏み出せた。
そして先日の『夏の祭典』では何の気負いも無くお客さんの前に立ち、自由にパフォーマンスすることができた。

これらの経過を経て振り返ると《自分》というものが地に足がついているように感じる。ちょっとやそっと押された位じゃぐらつかないと思える。
SLA〜ダン・コージ・システムの初級卒業の定義は何かと言われると、それは俺自身がこれから言葉にしていかなければならない。

SLAの『プロ』の定義は“世界中の一流の人たちと一緒に仕事が出来る”事であると俺は思っている。今回その初級を終えたこと認めてもらい中級に進むことが出来たのはとても大きなことだ。

しかし俺にとって本当に大きな一つの区切りは師匠ダンさんに『遊ぼうぜ』『一緒に演ろうぜ』と言わせることが出来たとき。
ひたすらそのレベルを目指して突っ走るのみ!!

夏の祭典

 2006-07-25
7/22(土)、神楽坂のセッションハウスで『夏の祭典』というイベントがありました。
現代制作舎の豊田さんの企画により、

一部 LIVE〜ギター、ピアノ、フォークソング。
二部 PERFORMANCE〜芝居、朗読。

という造りのイベント。

このイベントにSLAが出演し、任されたのは二部の締め、『トリ』です。一番最後にお客さんを満足させる大役です。
二部の『PERFORMANCE』では最初に演劇で「アパトリッド・カルチェ・リブレ〜チェリーの季節」が上演され、続いて三人の役者による一人芝居、朗読。そして最後にSLAの Live Performace 『ジェラシー』でした。
結果はもちろん成功でした。


まずはホッと一段落・・・そしてすぐに秋の本公演の準備が始まります。一つの『END』は次の『START』。
走りつづけるのみ!!

やってきました!

 2006-07-20
7月16日 第2回 演樽テイメント

行って来ました、やってきました。無事に終って何よりです。

実行委員会のみなさん、ホントにお疲れ様でした!
実行委員長の川口大輔くん、熱い男でした。
佐藤けいさん、パワフルで素敵な女性。
松原しずかさん、気持ちのこもったMCありがとう。
その他のスタッフのみなさん、またイベントに出場したみなさんもありがとうございました。お疲れ様でした!一緒にやれてうれしかった。
そして何より観に来てくださった沢山の方々、本当にありがとうございました!!何人かの方には握手も求められ嬉しい限りでした。演じた俺のほうが皆さんに沢山のパワーをもらってしまいました。

さあて、今回のイベント、俺は何をやってきたかと言いますと・・・、一人芝居。モノローグです。
このイベント、今年のテーマが『運』。出るのは俺一人。セットも小道具もほとんどなし。照明も地明かり。というなかで何をやろうか考えました。しかしなかなかまとまらず、結構時間がかかりました。
一番悩んだのは、テーマをどう捉え、表現するかということ。どんなメッセージを出すか、また出せるのか。
「こんなオープニング、面白いよな」「この台詞使いたい」と断片はいくつも浮かんでくるけど、一番大事なテーマとメッセージ、全体の構成が決まらないことには始まらない。
最終的に俺がやったのは・・・

TITTLE:プロデューサー
〜3流の映画プロデューサーが仕事の躓きから自分を見つめなおし、自分には何が足りなかったかを知り、また前に歩いていく〜
メッセージは『運に期待してはいけない。自分の人生は自分でつくる』。

何故この題材にしたか、役者としてどんな準備をしたかなど、細かいことはまた後で書きたいと思います。
とにかく俺はこの小樽での仕事が、一つの自分の中の区切りになりました。
自分にとっては意義ある仕事でした。

I want to know myself・・・

 2006-07-08
演樽テイメント  本番まであと1週間


いつも舞台を創るときは、必ず共同作業になるけど今回は一人。台本を作り、芝居を組み立て、効果音や音楽を考え・・・など孤独な作業になっている。照明は地明かりのみらしいので、それで成立する作りにしなければならない。

SLAで舞台を作るときも仕事で撮影に行くときも、俺はいつも『良いイメージ』だけを作っていく。

『満員の客席。舞台の上でパフォーマンスする自分。息を呑んで舞台にくぎ付けになるお客さん。または爆笑の渦になる客席。舞台の上で全てを出し切る自分。舞台中にどんなハプニングが起こっても作品の設定の中で完璧に処理する。そして最高の笑顔で劇場から出てくるお客さん。・・・』
「失敗したらどうしよう?」とか「大丈夫かな?」なんてものは一切無い。

1週間後の本番は俺にとって個人的に非常に大きな意味合いがある。どんな仕事をしてこなければならないか、自分や周りの人たちへの責任もある。

俺が一人で何が出来るか、どこまでやれるか・・・
もう少しでその答えが出る。
その時にもう一つ自分を知ることが出来るだろう。

ANIMAL EXERCISE

 2006-07-01
先日のSLAワークショップでやったエクササイズを一つ紹介します。

ANIMAL EXERCISE

いくつかの俳優や演技に関する本などで紹介されてもいますが、『動物になる』エクササイズです。
このエクササイズ、非常に奥が深く高度なものであり(どの練習もそうですが・・・)、俳優にとって必要な色々な要素を鍛えることができます。
いつも木曜に行うワークショップではその初歩の初歩の初歩をやるだけですが、それでも普段の生活とは違った感覚がかなり味わえます。

まず考え方としてどんな動物でも構いませんが、『動物のマネをする』のではなく『動物になる』=その動物として生きるんです。
一番最初に自分がなる動物の最大の特徴(主に姿勢や動き方から)をつかんでもらいます。その特徴は動物によって全て違うのでまずそれを的確に把握し、自分の体で再現します。
集中する対象がハッキリしていれば、リラックスがどうのとかあまり気にする必要はありません。どれだけその対象に没頭するかです。
同時にその動物の姿勢も作っていきます。体、腕や足の角度、首や頭、一つ一つ自分の中の動物のイメージを再現していきます。できれば骨格や筋肉のつき方などもイメージできると良いです。
次に動いてみます。どんな動き方をするか、動きが速いか遅いかポイントをつかんで再現します。
そして呼吸。どんな呼吸をしているか。
何を見て何を考えているか。
集中する対象はドンドン増えていきます。

これだけでもかなりの集中力の訓練になります。

そしてまだ先へ進むと、『自分の居る場所』『他の動物との関係』『状況設定』・・・課題はまだまだ増えます。

このエクササイズ、何に役立つかというと主にキャラクター作り(もちろんそれだけではないですが)。例えば・・・

・貫禄のあるキャラクター:ゴリラや象など大きな動物。
・凶暴なキャラクター:猛獣や猛禽類など。
・親しみのあるキャラクター:ペットとして飼われやすい動物。またはかわい い動物など。
・高貴な、または品のあるキャラクター:サラブレッドや鶴、鷹など。
・・・・・etc(用途はたくさんあるのですがとりあえず)

このアニマルエクササイズは何故かみんな普段よりも集中して出来るようです。エクササイズ中に動物になってるみんなに『3日間何も食べていなくて、お腹が空いてます。餌を探してください』と指示を出すと、部屋中が殺気立った空気で一杯になります。
エクササイズ全般に関して言えることですが、習得してどう使うかは自分次第です。
また、『訓練』『練習』と難しいことを考えなくてもこれだけで結構なストレス発散にもなるようです。

百聞は一見に如かず
そしてそれよりもやはり、『やってみること』ですね。

☆SLAワークショップは参加者随時募集中ですよ。お気軽にメールフォームよりお問い合わせくださいね。
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