価値
2006-02-28
ものの価値はどこにあるんでしょうか?映画、ドラマ、舞台、本、絵、音楽、・・・Art、芸術といわれるものの価値は?
一つにはその作品そのものの価値。
もう一つはその作品がどれだけお金を生み出すか。
どちらが重要でしょうか?
どちらも重要だけど、優先するとしたらどっちでしょう?
多分立場によって意見は変わるでしょう。それは作品を『作る人』なのか『売る人』なのかで。
俳優は自分自身が商品です。人がお金を払ってでもその人を、その人の芝居を観たいと思わなければ、商品価値はない。では人に観たいと思わせるものは何なのか?
『魅力』ですよね。ルックスの良し悪しではなく、魅力的かどうか。
では魅力があればすぐに商品として成立し、売れることが出来るのか?
NOです。
特に今の日本の現状では。
色んな視点から見て、俳優で食べていくというのはやはり難しい。
ではどうしたらいいのか?
SLAはそのための場所。良い俳優を育て、良い作品を作る。そして俳優も作品も世に出していかないことには始まらない。
大きな事務所、力のある事務所にはもう持ってるものがある。その事務所のやり方がある。
SLAは、俺はどうするべきか?俺達ができること、俺達にしか出来ないことは何か?
『良いもの、素晴らしいもの=売れるもの』
という図式が必ずしも成り立つわけではない現状を少しづつでも、しかし必ず変えていく。
自問自答
2006-02-26
舞台にしろ映像にしろ、みんな『良い作品』を作るためにあらゆるスタッフさん、関係者さんがいる。それぞれが『良いもの』を作るために限られた条件の中で最善の仕事をする。もちろん俳優だってその仲間の一員である。一緒に何かを創り上げるためにそこにいるはずだ。『俳優』、『芝居』というものがその人にとって何なのか?
自分自身を表現する手段?
生活のための手段?
楽しいからやっている?
人それぞれ違うと思う。
そして自分の仕事に何を懸けてるか・・・。それも人によって様々だ。
何も考えてない人。何も懸けてない人。
自分の今、将来を懸けてる人。
人生を懸けてる人。
命を懸けてる人。
魂を懸けてる人。
何を懸けてるか、どれだけ真剣かによって、例えば発声練習一つとってもその取り組む姿勢や集中力、成長速度はまるで違ってくる。
『やっつけ仕事』や『身の入ってない仕事』をする人を俺は許せない。
仕事に対して、現場に対して失礼だ。だったら仕事は受けるべきではない。やるべきではない。
しかし悲しいことにそういう仕事をする人がいることも事実だ。
自分にもう一度問いかけて、
目標、譲れないものをもう一度明確にし、
現状を詳細に把握して分析し、
それによって最適な手段、方法を見つける。
ことが必要だ。
そして自分はそれ(俳優という職業、芝居というもの、作品を作ること、その世界でビジネスしていくこと・・・)に何をどれだけ懸けているのか、もう一度問い直し、さらに深く突っ込んでいくことだ。
発声!!
2006-02-24
初めに『スタッカタート』で発声します。A,ha,ha,ha,ha―――――
E,he,he,he,he―――――
I,hi,hi,hi,hi―――――
O,ho,ho,ho,ho―――――
U,hu,hu,hu,hu―――――
ポンプとなるお腹をしっかり使って、一つ一つ空気を押し出し、発声します。
最後に音を伸ばす時には、体の中にある空気を全て吐き出します。
テンポは最初、ゆっくりで構いません。出す音の高さも出しやすい高さで良いです。まずは『お腹を使って声を出す感覚』を掴んでください。
・一つ一つ音を発する際にお腹がしっかり動いているか?
・体に力が入りすぎてないか(特に肩、首、喉、口の周り、がこわばりやすいです。)?
・口はしっかり開いているか?
といったところを注意してください。
もしお腹の動きや感覚が分かりづらければ、
・寝てやってみる。
・寝た状態から上体だけを45度くらい起こしてやってみる。
など姿勢を変えてやってみてください。
慣れてきたら、テンポを変えたり、音の高さを変えたり、ヴォリュ―ムを変えたりと変化をつけていきます。
そしてもう一つのポイント。笑顔です。硬くならず、楽しみながら声を出してくださいね。
発声のエクササイズ、これからも紹介していきます。
☆疑問、質問、大歓迎です。コメントやメールでお気軽にどうぞ。
声を出す前に・・・
2006-02-23
『ネイズルサウンド』で喉、口の奥を広げたら、声を出す前に、一度姿勢をチェックしましょう。重心がまっすぐ下に落ち、体に余計な力が入っていない立ち方をします。ポイントは、
・足は肩幅くらいに開く。
・両足の「土踏まず」に重心を乗せる。
・ひざ、腰、肩、頭のラインが一直線になるようにする。
・腰、背筋はシャンと伸ばす。
・胸を開く。
・アゴは少し引き気味で。
・目線はまっすぐに。
・頭の天辺から一本の糸で釣られているイメージ。
といったところです。
この状態で腹式呼吸をしながら、次にイメージを作ってもらいます。
さて、どんなイメージか?
まずはリラックスすることに集中しましょう。次に呼吸のイメージとして、自分のお腹が大きなポンプだと思ってください。
そのポンプから体の中を一本の太いパイプが通って喉、口までつながっています。
次には“声”、音の出る仕組みですが、喉には『声帯』があり、この声帯が振動することによって音が生まれ、体の中で響いて声となります。『喉に力を入れないように』というのは、この声帯の振動を無理なくスムーズに行わせるため、より良い響きを作るためです。そして、意識としては、『声を出す』というよりも、
『お腹から押し出した空気によって、声帯が震えて音になる。』
と思ってください。
『ポンプから押し出す空気がパイプを通って声帯を震わせ、音を作る。その音は体の中で響いて声となって口から出て行く。』
このイメージができたらいよいよ声を出します。
ネイズルサウンド
2006-02-20
発声のエクササイズについて紹介します。SLA、そしてSLAワークショップでは、ただ単に「きれいな声」「大きな声」ということではなく、『感情、体、思考(見解)、声』が全てつながって一つになる発声。『セリフ(言葉)を言う相手や観ている人に感情やメッセージがきちんと伝わる』発声を行います。これは役者のためだけの発声ということではなく『自分の考え、自分の気持ち、自分の意見をちゃんと相手に話す、伝える』ためのものでもあります。
さあ、『自分の声』を見つけましょう。
まず最も大切なのが、腹式呼吸。
この腹式呼吸の要領を掴んだら、声を出すための準備運動『ネイズルサウンド』から始めます。
ネイズルサウンド:声の響きを作るためのエクササイズです。後々役によって、声のトーンを変えたりしてキャラクターを作るのにも役立ちます。
最初は口を閉じ、ハミングで「N〜」と音を出します。お腹から空気を押し出し、高い音、低い音、色々と実験してみます。ちゃんと出来ていれば、閉じている口がむずがゆくなります。それができたら今度は口を開いて鼻にかかったような音を出します。この時口は開いてますが、口の奥は閉じたままにしておきます。すると鼻の内側がむずがゆくなります。
音のボリューム、高さ、響かせるポイント、口の形をいろいろと動かすことで自分でも「え?」と思うような音が出たりします。最初はうまくいいかなかったり、意外な音が出たりして、思わずわらってしまう人もいますよ。
この『ネイズルサウンド』は、喉に余計な力がかからない声、聞いている人も聞きやすい声を作るための第一歩です。大事なことは、音を出すための息をしっかりとお腹から押し上げることです。このエクササイズで口の奥、喉を開いたら、いよいよ声を出していきます。
☆疑問、質問、問い合わせ、いつでも大歓迎です。コメント、メールなどでご遠慮なくどうぞ。
変化 進化 成長
2006-02-20
考え方、判断、行動、結果・・・。今そこにあるもの、事柄をどう処理し、先へつなげるのか・・・。
ポジティブに物事を捉え、常に前進しつづけること・・・。
自分の弱さ、甘さに改めて気づく。
「いい人」「優しい」と言われる事はあっても、それ以上のものはまだ出せてない。
誰にも負けたくない自分もいる。
しかしいつもどこかに臆病な自分もいる。
俺は何が出来るのか・・・、何をしなければいけないか・・・。
自分が気づいてないことが多すぎるようにも思う。
常に目標を明確にし、信念を持って、考え方も行動も状況に応じて柔軟に変化させ、自分で自分を進化させながら、欲しい結果を手に入れる。その過程が自分の成長につながる。
STORY S#21 NEXT
2006-02-13
FTSの初イベント「樹海ツアー」も何とか無事に終了し、日々のトレーニングとバイトの毎日が始まっていた。しかし程なく2回目のショーケースの話が持ち上がってきていた。
今度のショーケースも場所は前回と同じく世田谷区の中学校内のホール。スケジュールも本番は1回のみ。内容もショートシーンを組み合わせたオムニバスになるとの事だった。
前回と違うのは、今回は中心となるアドバンスクラスの人たちがそれぞれ自分の出演するシーンの台本を書くということだった。
『台本を書く』。簡単な作業ではない。俺にはどうしたら台本が書けるのか想像もつかない。また、なんで俳優志望の人に台本を書かせるのかというダンさんの意図もわからなかった。
しかしともかく俺の目標はショーケースにキャストとして参加すること。スタッフだけでは入りたくない。どんな役でもいいから舞台に立ちたかった。
最終的にキャストを決めるのはダンさんだ。毎週のクラスでのパフォーマンスがより重要な意味合いを持ってきた。何故なら俺が俳優としてアピールできる場所はそこしかなかったから。
「プロ」「一流」の人たちとそうではない人たちとの違い、それは『何を懸けてるか』だという。自分の仕事に何を懸けてるか。自分の想い、情熱、生き方。人生を懸けてるか、命を懸けてるか、魂を懸けてるか。
俺は自分の仕事に何をどれだけ懸けられるだろうか?
ダンさんの下で学び始めてまだ4ヶ月目。体で吸収できたものはまだあまり無い。しかし仕事に対する姿勢や考え方、ものの見方などは大分変わった。
今現在、俺は舞台に立ったときにどんな仕事が出来るのか?試したい。舞台に立ってお客さんの前で芝居がしたい。そしてその想いは誰にも負けない。
アドバンスの先輩達がどんなストーリーを書くのかは全く分からない。俺のやれる役があるのかもわからない。
しかし俺は自分勝手に「出る!」と決めた。
毎週のレッスンも熱気が上がる。俺と同じように舞台に立ちたい人はいくらでもいる。みんなテンションが上がって当然だった。
夢を持って真剣に芝居に取り組み、プロの俳優を目指しているのは俺だけじゃない。自分の役は自分で勝ち取らないといけない。
戦いだ。俺のFTSでの最初の戦いが始まった。
Art & Business
2006-02-09
初対面での第一印象、会話の第一声、自分という存在そのもので、人を引付けることができるかどうか・・・。それができなければ魅力があるとは言えないということを痛感した。
誰かと会って話す時に、相手が全くこちらの話など聞く気が無くても、まず自分という人間に興味を持たせなくてはならない。
俺はPLAYERの立場からマネージメントも含めてビジネスをしようとしている。師匠から常に言われる「魅力」「役者の営業」という言葉がグルグル頭の中を回る。
ただダラダラしゃべっても相手は話なんか聞きはしない。流されて「あ、そう。」で終ってしまう。営業といっても他のマネージャーさんたちと同じ事をしても意味が無い。
これから本当の困難や障害に出会うのかと思うと何だかワクワクしてくる。人生が面白くなってきました。
中村 孝 男優賞受賞!!
2006-02-09
皆さんに報告を。SLAメンバーの中村 孝くんが昨年出演した「DISTANCE〜BETWEEN A AND B〜」(2005年9月 シアターシャインにて上演)で
2005年シャイン演劇奨励賞(男優部門)を受賞しました!!
この公演で彼は出演だけではなく、制作の全てを取り仕切りスケジュール管理や交渉事、予算の組み立てや管理まで彼が中心になってカンパニーを引っ張っていました。おそらく自分の芝居の練習をする時間などほとんど無かったと思います。
制作という仕事に関わると、本当に時間が無くなります。自分もSLAの公演では『俳優/制作』を両立させて本番に臨みます。だからその負担の大きさ、プレッシャーは本当によくわかります。
実際この公演の制作過程で自分も孝くんから相談され、アドバイスをしたりもしました。理想と現実のギャップ、思いがけない障害の発生、どうすればカンパニーが一つにまとまるのか・・・など。
ただ「芝居がしたい」というだけならば、いつでもどこでも誰とでもやればいいのですが、それを『公演』という形にするのは全く別の話になります。
しかしそういった困難を全て乗り越え、彼は公演を成立させました。顔にこそ出さずにいましたが、本当に苦しかったのがよくわかりました。
そしてそんな中での今回の受賞です。メンバーの皆に報告する彼の表情にはそれこそ言葉に出来ない思いや感情がたくさん見て取れました。
劇場さんのお話によれば、実質的には孝くんが『最優秀男優賞』だそうです。
俳優としてその仕事を評価され、認められることは素晴らしいことです。僕も仲間として嬉しく思ってます。
孝くんに心から拍手!!です。
彼はもう次に向けて走り出しています。今度の舞台はSLAの公演になるでしょう。孝くんがどんな芝居をするのか、みなさんお楽しみに!!
尚、客演のオファーも受付中です。




